2週連続の3連休がある9月である。8月の盆休みから、地に足のつかない感じがずっと続いている気もするが、じゃあ週6勤務が何週も続くことが地に足がつくということなのか、と言えばもちろんそんなこともない。と言うか、そんな考え方は最悪過ぎる。
日々がどことなくふわっとしている原因は、連休とかではなく、なにより暑さによるものではないか、とも思う。9月になってもまだ暑さは続くんだろうと、8月から覚悟はしていたけれど、まさかここまでとは思っていなかった。まだ猛暑日とか言っている。9月の猛暑日は、8月のそれよりも、湿り気がある分、なおタチが悪いように感じる。でもこの頭のおかしい暑さも、やっぱり9月20日までのようで、20日の最高気温の予想が35℃であるのに対し、21日は29℃と、もはや律義過ぎると言いたくなるほど、きっかりそこで季節が分かつ。「暑さ寒さも彼岸まで」の彼岸とは具体的にどこを指すのかと言えば、春分の日、秋分の日を中日とした前後3日間、合計7日間だそうで、今年で言うと9月19日~25日ということになるが、だいぶずるいと思う。このあたりの日付で7日間の幅を持たせれば、まあ結果はついてくることだろう。でも安全策過ぎて配当は低い。もっと慧眼っぽいことを言っているんだと思っていた。「暑さ寒さも彼岸まで」と、今後したり顔で言う人がいたら、鼻で嗤ってやろうと思う。それに対して僕の、「暑さは俺の誕生日まで」の豪胆な一点買いと来たらどうだ。しかもこれがよく当たるからかっこいいじゃないか。
誕生日と言えば、つい先日、クリスピー・クリーム・ドーナツが発表した、366日の誕生日ランキング(どの日に多く生まれているか)というのを目にしたのだが、9月20日は全体の4位だった。4番目によくある誕生日ということである。ちなみにこのランキングをなぜドーナツ屋が発表したのかと言えば、クリスピー・クリーム・ドーナツの誕生日が9月9日で、そして9月というのは1年で最も誕生日の人が多い月だからだそうだ。なるほど表を見ると9月はやけに成績がいい。1位は9月25日で、2位こそ5月2日だが、3位は9月26日、そして4位は9月20日という具合である。このあたりに誕生日があるというのは、はなわがずっと前にテレビでそんなネタをやっていた記憶があるけれど、やっぱりクリスマス的なことで仕込まれたのかな、と思う。気になったのでちょっと検索してみたら、フランスで最も多い誕生日は9月23日で、これに関してもやっぱり同じような理由が指摘されていた(年末年始のパーティーが原因だ、という説もある)。ちなみにだが、日本の9月23日生まれのランキングは345位である。この理由は簡単。秋分の日で祝日だからだ。またうるう年の場合、秋分の日は9月22日になり、だから今年もそうなのだけど、その影響もあってか、9月22日生まれも245位と、エリート集団である9月後半の中でその2日が足を引っ張っている。しかしその祝日を避ける傾向によって、その前後に誕生日がより集中するという現象もあるようで、5月2日が全体2位というのも当然その現象によるもので、5月1日が5位、5月8日が6位である一方、5月3~6日は350位前後が続く。こうしてみると、出産日というのはかなりコントロール可能なのだな。
9月20日あたりに誕生日がある人は、将来年寄りになったとき、誕生日と敬老の日の祝いがごっちゃになる、という、世にも珍しい「未来あるある」があるけれど、今年の敬老の日はわりと早めに来たこともあり、すっかり油断していて、横浜の祖母へのプレゼントを注文し忘れた。連休に入ってから気付いた。仕方ないので当日に電話をして、「1週まちがえていたので、遅れてなにか送ります」と伝えた。
散漫な日記になった。俺は悪くない。9月なのに猛暑日とかになるのが悪い。