2022年総括

 おろち湯ったり館へは行かなかった。去年の当該の日記を読み返したら、僕はプールで泳いだことに主に感動していて、サウナはけっこう混んでいて微妙だったということを書いていて、そうか去年の俺は冬期間のプールというものに飢えていて、だから刺さったのだなと判ったため、行くのは止すことにしたのだった。というわけでこうして最後の記事を書いている。
 そんなわけで、今年のプールの最後は今週の火曜日、27日ということになった。寒くてさすがに行く気が起きないと嘆いていたプールだったが、集計してみれば今月も7回行っていて、実は他の月とあまり遜色がない。ちなみに6月からの7ヶ月間の合計は59回で、なかなかに通ったことだと思う。これはもう堂々と、運動習慣や趣味として挙げていいレベルだろう。
 寒くなってからはさっぱりだ、という思いを抱いていた事柄はもうひとつあって、それはプールに行った日と同じく記録している射精の回数なのだが、しかしこちらもまた、集計してみれば実はそんなこともなく、驚いている。夏は内外で半裸のような格好で生活を送り、ちんこがすごく身近な存在に思え、言葉がなくても、あえて伝えようとしなくても、深い部分で感応し合っているという、僕とちんこはまるで三苫と田中のような関係性にあったが、それが寒さのせいで厚着をするようになったことで、少し離れてしまったように感じていた。ところが記録によると、11月12月の射精回数はと言えば合計……回にもなるのに対し、ちんことの蜜月のように感じていた8月9月の合計の射精回数はわずか……回で、まったく意外な結果なのだった。どうやら、ちんことの親密度と射精回数というのは、比例関係にあるわけではないようだ。これは貴重な経験則である。そんなわけで、この記録の習慣は始めてよかった(始めるのが遅くて悔しいくらいだ)。来年ももちろん引き続き行なっていく所存である。
 あとプールにもちんこにも通じる話なのだが、今年と言えばなんといってもショーツ作りに勤しんだ年だった。2022年はショーツ元年と言ってもいい。どれくらい作ったろうかと、普段はそこまで整然と管理できていないショーツ群を、整理してみた。溢れるたびにセリアで買い足すケースに、1列5枚、2列の10枚が入る。それがこうなる。


 洗濯中のものや、たったいま自分が穿いている分や、どこか別の引き出しに迷い込んでしまっているものもあるが、ケース13個、すなわち130枚は、少なくともある。なんかびっくりする。折り鶴や、ヒット君人形や、布マスクのときもそうだったけど、僕はどうも、いちどハマって作り始めたら、やけに数を作ることだ。これはもう習性だな。
 10月から、ジョニファー・ロビンに穿かせた画像とともに作ったものを1枚ずつ紹介していくインスタグラムを始め、これからの今年の残り約90日間で毎日更新することも可能、弾は十分にある、ということを書いた。弾は斯様に十分にあり、なおも増え続けているのだが、インスタグラムの更新のほうが滞り気味になってしまっている。大晦日にして、現状まだ53枚目までしか紹介していない。これは来年以降また励んでいこうと思う。
 あと画像の右下にあるのは水着である。ショーツ作りが趣味で、水泳が趣味なので、当然の帰結として、じゃあ水着も作ろうかという思考になる。ちなみに水着はさすがにボックス型である。こちらは現時点で17枚。そんなにあってどうするんだよ。
 ブログ投稿のほうは少しだけ湿りがちで、毎月2桁投稿という目標は、3月以外はクリアしたのだが、それにしたってブログが十分に書けない、書く時間がないよ、と思っていたのだが、こうして1年間の自分の行ないを振り返ってみれば、プールに60回行って、ショーツを130枚、水着を17枚作っていたら、それはまあブログを書く時間は削られるよな、と納得した。なんか仕事とか家事とかで時間を奪われすぎているような気がしていた。誤解だ。
 そんなこんなで今年が終わる。まあここまで述べてきたように、なかなか精力的な1年だったのではないかと思う。個人的に、そこまで哀しい出来事はなかった。なによりである。嬉しい出来事はなにがあっただろうと振り返ったとき、やはりいちばんに思い出されるのは、プールの男子更衣室で小学生ふたり組に、ちんこの大きさを驚嘆されたことだ。あれは本当に嬉しかった。日々のふとした瞬間に思い出すたびに、濃厚な幸福感が全身を包み込むというくらい嬉しい思い出で、結果的に、今年いちばん嬉しかった出来事となった。あの出来事があったから、2022年はいい年だったと自信を持って言える。来年もいい年になるといい。いい年になるかどうかは、本人の日々の心掛けとちんこ次第だろう。
 よいお年を。