2月にプールが閉鎖するのは毎年のことなので、それを理由にすることはできない。泳げないことはもちろん僕の精神に暗い影を落としているけれど、そのぶん筋トレに本腰を入れており、われながらせっせと健やかに生きようと励んでいるな、といじましく思う。
部屋ではもっぱら、筋トレとスイムウェアの製作ばかりやっている。スイムウェアは、「nw」で書いたように、型紙の修正に取り組んでいるのだが、これがなかなか難しい。いじればいじるほど、最初の形がいちばんよかったような気がしてくるのだった。
これは「hophophop」に書いたことだが、今年はTシャツを新しく仕入れようと思っていて、そのためにとうとうメルカリに足を踏み入れた。これまではスイムウェアの販売をYahoo!フリマでしていることもあり、ものを買ったりするのもそちらでしかしたことがなかった。しかしTシャツの市場はメルカリのほうがだいぶ活況の様子だったので、いよいよ観念してアカウント登録をし、正式に入会した。
Tシャツは、高校のクラTなどが手に入ったらいいなあと思っているのだが、検索方法が悪いのかもしれないが、なかなかそういうものは出てこない。この世で35人くらいしか持ってないものだから、さすがに売りにくいのかもしれない。非売品という括りで言うと、マラソン大会の記念Tシャツはわんさか出てくる。この世にはこんなにもマラソン大会があり、そこでは参加者にTシャツが配られ、そして売る人はすぐに売るのかと、これまで知らなかった方面の事実に、驚いている。ちなみにそれらマラソン大会のTシャツは、デザイン的にいいものもあるし、本当になんの縁もない、これまでそんな地名なんて聞いたことなかったみたいなマイナーな大会のTシャツを日常で着るというのも悪くないと思ったのだけど、いかんせん素材がコットンではなく、ポリエステルのメッシュみたいになっているものばかりなので、さすがにちょっとなあと思い、購入には至っていない。
それにしてもメルカリという界隈は、風の噂で聞き知ってはいたけれど、どうやらかつてよほどの混乱があったようで、入会もマイナカードの写真を送信しなければならず厳重だったし、出品者のコメント欄には「ノークレームノーリターンでお願いします」や「神経質な方はご購入をご遠慮ください」などという文面が並び、写真では「このようなほつれがあります」などと言って、とんでもなく小さい糸つれみたいなものが提示してあったりと、治安の悪さと言うか、たぶん荒れに荒れていた時代を是正した結果、いま表面上は平和なのだけど、それは各人の警戒心の強さによってギリギリで保たれているに過ぎず、少しでも気を抜けばすかさず足をすくわれるのだという、修羅の世界の恐怖を感じさせるのだった。これに較べるとYahoo!フリマは牧歌的だなと思う。喩えるなら東京と地方みたいな感じだ。せっかく入会したからにはスイムウェアをメルカリでも販売しようかな、という思いはもちろんあるのだが、そんなわけで二の足を踏んでいる。
近況はだいたいこんな感じで、なにしろどこかへ遊びに行ったりということがないので、あまりこのブログに書くことがないのである。早く春を感じたい。でも来週はまた寒波だという。嫌だなあ。もういよいよ嫌。ヒアカムザサン。