カラオケとお好み焼き

 カラオケに行く。前回からそこまで間が空いていないが、前回は部屋が超絶に狭かったため、カラオケに行って得られたはずのなにかが得られていないと言うか、とにかくなんとなくフラストレーションが溜まっていたのだった。それで今回はいつものお店に行って、のびのびと唄った。もうきっと東京ではカラオケに行けない身体になってしまった。
 唄ったものは順番に、以下の通りである。
 1曲目、「センチメンタル」(岩崎宏美)。有線で流れるこの歌を、前々からいいと思っていたが、誰のなんという歌なのか、なかなか特定できずにいた。それがつい先日になってやっと判り、そしてその作詞者と言えばやっぱり阿久悠なのだった。もう僕はどんなにジタバタしても、結局は阿久悠の掌の上にいるのだな、としみじみと思う。
 2曲目、「潮騒のメロディー」(高田みづえ)。先日の「硝子坂」に続いて、マイブーム中の高田みづえである。本当は「火の鳥」を唄いたかったのだが、カラオケに入っていなかった。すごく残念だ。いつか入ればいい。これから新たに入るなんてことは絶対にない。
 3曲目、「プラネタリウム」(大塚愛)。これは時事選曲。RIP SLYMEで僕に唄える曲はないだろうと最初から諦めて、大塚愛で考えた結果、「さくらんぼ」ではなく歌詞の内容的もこちらだろうな、と思って唄った。要するに悪ふざけである。
 4曲目、「瞳」(aiko)。前回「ボーイフレンド」を唄ったように、aikoにいま少し興味が出ていて、CDなんかも聴いている。aikoの歌が頻繁に世間で流れていた当時、まるでなんにも感じずにいたけれど、ちゃんと聴いてみると意外とおもしろいと思った。
 5曲目、「Let it go」(松たか子)。いつもポルガが唄うので遠慮していたが、今回久々に熱唱してみた。気持ちがよかった。
 6曲目、「365日の紙飛行機」(AKB48)。近ごろ有線で、AKBじゃない誰かが唄っているのが流れて、いい歌だと思って唄った。ちなみにそのカバーを唄っていたのはToshlなのだった。「チキンライス」のカバーも同時に気になっていたが、それも同じくToshlだった。へええ、と思った。
 7曲目、「ぴったりしたいX'mas!」(プッチモニ)。これは吉澤ひとみの有罪が確定したからではなくて、この1曲前にファルマンが「いつかのメリークリスマス」を唄ったので、ああそうか12月のクリスマスソングか、と考えて、考えて考えて考えた末に思い浮かんだのがこれだった。「クリスマスソングで考えてそれなんだ?」とファルマンに驚愕された。自分でもびっくりだ。
 8曲目、「誰が為に」(成田賢)。これは追悼歌唱。そして今回唯一の男性の歌。唄うのは2度目だが、音程が低くて声が出なかった。
 9曲目、「さよならの向う側」(山口百恵)。マイクに着けるためのリボン飾りを作る、という趣味を数か月前に立ち上げて、ときどき実際に作ったりしているのだが、2回連続でカラオケに持っていくのを忘れている。この歌を唄うときなんかは本当にあったほうがいいな、と悔しく思った。歌唱そのものはとても気持ちがよかった。途中に1分間にも及ぶ間奏があり、この1分間をうまく使えれば場を相当に盛り上げることができる気がする。研究しようと思う。
 以上。前回の雪辱という意欲もあり、今回はとても成功したカラオケだった。よかった。
 帰宅後は近所のスーパーに行ったり、オーブンで焼き芋を作っておやつに食べたり、のんびりと過す。Mー1の敗者復活戦を少しだけ観て、普段はそんなことしないのだが、dボタンで投票なんかしたりする。金属バットが決勝に行ってくれたらいいなー。6時半からの本放送は、子どもと一緒に観られるはずもないので(子どもはネタ中も普通にでかい声でしゃべる)録画して、このあとファルマンと早送り交じりに観る予定。それまでヤフーとかは一切見ない予定。
 晩ごはんはお好み焼き。先週の3連休が終わった翌日の月曜日に、あろうことか、俺はお好み焼きがとても食べたかったじゃないかよ、と思い至り、それから悶々とウィークデイを過ごしたのだった。そしてようやく食べることができた。おいしくて満足した。いい休日だった。