終盤に入りました

 10月に入る。9月は早かった。8月が終わり、前のめりで区切ろうとした夏が、しかし日中を中心に意外と何度も顔を出し、二度の3連休と台風が訪れ、そして誕生日を迎え、夏と秋、平日と休日、平穏と怒涛、38歳と39歳が、入り交じり、なにも確定しないあわいの中を、漂うように、過すともなく過していた。なんだかそんな9月だった。プールは7回。射精は非公開。
 衣替えはまだなのだが、しかし子どもの秋冬服を調達しようじゃないかと、日曜日はユニクロに赴いた。ポルガはなんならもう子ども服ではなく大人用のSサイズでも十分いけるね、なんて話しながら、ユニクロに行けば服はなんとかなるだろうという期待を持って行ったのだが、店に並んでいるもののあまりのつまらなさに衝撃を受けた。ユニクロって、前からあんなにも、機能性だけの、ほとんど人民服のような、つまらない衣類ばっかりだったっけ。それでいて値段もそう安くないし、なんで当世これほどの存在になっているのか、今の姿からは説明がつかないと思った。
 帰宅後、午後はハンドメイド。9月さんざん作ったショーツではさすがにない。ピイガに頼まれたペンケースの、試作をした。この夏、みどごTシャツをさんざん着倒したピイガは、生来の性格と、加えて時期的なものもあるのか、他人と被らないものに重きを置いているようで、そこへちょうど、ハンドメイドが趣味の、工業用ミシンを保持している父親がいるため(いるからこそかもしれない)、新しいペンケースも当然の帰結として、手作りを所望するのだった。というか、そもそもこれまでも、minneに出品したボックスポーチを使っていた。ちなみに試作と言ったのは、ボックスポーチのような、簡単なものではなく、ちょっとややこしい機構のものだからで、首尾はどうだったかと言えば、まあまあうまくできた。なので次は本番用の生地で作る。作ったら「nw」で紹介しようと思う。「試作はうまくできたから、まあ年内には完成させるよ」と言ったらキーキー怒っていた。
 10月に入ったら始めると宣言していたインスタグラムを、約束通りとうとう始めた。ブログとは勝手が大きく違い、戸惑うことばかりである。今日まで3日、連続投稿している。年内は連続を継続させたいと思っている。
 今年が残り3ヶ月になったのだな。